突然の見えづらさ、それは年齢のせいじゃない。老眼は、眼の『老化』じゃない。眼の『変化』です。①
- めがね ヤベ
- 8月24日
- 読了時間: 5分
更新日:8月26日
長いタイトルとなりました。ちょっと無理のあるタイトルでしょうか…
自分が老眼だと自覚すると同時に、自分の中に「老い」を感じてしまうのか…
ショックに感じる方が多いそうです。白髪を見つたのと同じくらいショックらしいです。
私は職業柄、老眼になったと自覚してもショックとは思いませんでした。が、白髪を見つけた時、徐々に増えてきた時はショックでした。その後さらに白髪は増えてきていますが、今ではウエルカム。どう楽しむか?美容師さんと相談しています。(前置きも長くなりました)
いわゆる「老眼」は、眼がどんな風に変化したのか、そこからご説明します。
「老眼」の原因は、加齢による水晶体や毛様体筋の機能の変化(低下)です。

「老眼」とは、目のピント調整機能がスムーズに働かなくなる現象です。
カメラのレンズに例えるとわかりやすいかもしれません。
目の中には、「水晶体」というレンズがあります。近くのものを見るとき、「毛様体筋」という筋肉が水晶体を引っ張り、厚さを変えることでピントを合わせます。
しかし、年齢を重ねると、水晶体自体の弾力が失われ、硬くなります。そのため、毛様体筋が一生懸命頑張っても、水晶体がうまく厚くなれず、近くのものが見えづらくなるのです。水晶体の変化が「見えづらさ」の正体です。

「最近、スマホの文字を遠ざけて見ていませんか?」
「夕方になると、本や新聞の文字がぼやけて、目が疲れてしまう…」
もしも、そんな経験があるなら、それは目のピント調整機能が変化しているサインかもしれません。
「見えづらさ」を我慢して生活をしていれば、目は無理にピントを合わせようとして大きな負担がかかります。その結果、目の疲れだけでなく、頭痛や肩こり、食欲不振などの不調につながることもあります。

でも、ご安心ください。
目のピント調整機能の変化は、誰にでも起こる自然な体の変化です。この見えづらさと、上手に付き合うための方法をご紹介します。
薬や手術で根本的に治るものではありません。しかし適切な対処法によって症状をやわらげ、快適に過ごすことができます。
変化を感じるようになった時の対処法をご紹介します。
1.メガネ・コンタクトレンズを使用
最も手軽に見え方を改善する方法です。
既製品も販売されていますが、自分の目や使い方に合わせたレンズを選ぶことが大切です。
眼鏡を購入する際は、以下の点を把握しておきましょう。
見えにくいものは、目の位置から何cm離れているか
どんな時に見えにくいと感じるか
見えにくいものを見る頻度や時間はどのくらいか
眼科を受診したり、眼鏡専門店に相談したりして、自分に合ったものを選びましょう。
まずはご自分の目を知ることが大切です。
2. 眼のトレーニングやケア
老眼そのものを治すことは難しいとされていますが、目の疲れを和らげ、見えにくいことによる不快感を軽減する目的で、目のトレーニングやケアを行うことは有効です。
目のストレッチ: 遠くと近くを交互に見ることで、目のピント調節に関わる筋肉(毛様体筋)を動かすトレーニングです。
→目の疲れの軽減:スマートフォンやパソコンの長時間使用で目が疲れた状態(いわゆる「スマホ老眼」)は、目のピント調節機能が一時的に緊張している状態です。目の体操やストレッチを行うことで、目の周りの筋肉(毛様体筋)の緊張を和らげ、血行を促進し、目の疲労感を軽減する効果が期待できます。これは、老眼の症状を一時的に軽く感じさせることにつながります。残念ながら一時的に「感じる」だけです。
マッサージや温めるケア: 目の周りをマッサージしたり、蒸しタオルなどで温めたりすることで、血行を促進し、目の疲労を和らげる効果が期待できます。
→見えづらさを感じ始めると、目の疲れやかすみ、頭痛、肩こりなどが現れることがあります。目のケア(温める、マッサージ、ツボ押しなど)は、これらの眼精疲労の症状を和らげるのに役立ちます。
食生活やサプリメント: 目に良いとされるビタミンA、C、Eやアントシアニン、DHA・EPAなどを意識して摂取することも、目の健康維持に役立ちます。
→サプリメントに含まれるルテインやゼアキサンチン、アントシアニンなどの栄養素は、目の黄斑部の健康を維持する働きがあるとされています。これにより、加齢に伴う他の目の病気(加齢黄斑変性症など)のリスクを低減する効果が期待できます。
老眼鏡は、単に「見えづらさを解決する道具」ではありません。
「老」という言葉に抵抗がある方もいらっしゃいますが、これは近くの作業を快適にするためのツールです。
無理に目を酷使することから解放されれば、目の疲れや頭痛、肩こりなどの不調も軽減されます。手元がはっきりと見えることで、読書や手芸、料理といった趣味がぐっと楽になり、日々の生活の質も向上するでしょう。
老眼鏡は、見えづらさというストレスからあなたを解放し、好きなことを心ゆくまで楽しむためのツールなのです。
「老眼鏡」という言葉に抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、今の眼鏡は、あなたの個性を引き立てるファッションアイテムでもあります。お気に入りのデザインの老眼鏡を見つけて、見えづらさを解消するだけでなく、見た目も楽しみませんか。おしゃれな眼鏡は、あなたの生活の質を上げ、もっと前向きな気持ちにしてくれます。
「老眼鏡」のはてな、にお答えします
次回は、老眼鏡に関する素朴な疑問や質問にお答えしていきます。 「老眼鏡はいつから必要?」「既製品とオーダーメイド、何が違うの?」など、みなさんが知りたい「?」を解消します。どうぞお楽しみに!
「みるラボ」「HOYA(株)」より一部分引用させていただきました。
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